「驚きですね。ドイツは、病床数が少ない日本ではできないような件数の新型コロナ検査をやっているのに、日本の対策には及ばないのですね。」と町会長。

「おっしゃる通りです。進化論的には、日本人はドイツ人より優秀なので、個人的なレベルでより適切なコロナ対策をしていると言えるのではないでしょうか。」

「なるほど。体力ではドイツ人におよばないが知力では勝っている日本人は、周囲の状況を考えて適切な行動を取る人が多いということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。それに加えて、ドイツには、ガストアルバイターと呼ばれる外国人労働者の中に、政府が把握できない、低賃金で働く不法入国者がたくさんいると推定しています。」

「なるほど。不法入国者は医者には行かないでしょうから、感染しても、隔離されないということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。ドイツでは1997年に緩和ケアが法制化されたため、専門在宅緩和ケアの増加に伴って、病院死が45パーセントに低下しています。」

「それでは、ドイツの新型コロナによる死者数は、70.57より多いということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。合併症で亡くなる人は、感染者にならないケースが多いと推定しています。」

「それでは、感染者発見率は26.4より低いということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。5月7日に『死者が日本を大幅に上回るドイツがロックダウンを解除した』というニュースがありました。」

「驚きましたね。ドイツがどんな状態なのか分かっている記者がいるのですか」と町会長。

「実は、この記事を書いたのは、元産経新聞の記者で、2012年4月に、マスコミ誤報検証・報道被害救済サイト『GoHoo』を立ち上げています。」

「なるほど。新型コロナに関しては、中国や韓国だけでなく、欧米諸国も情報操作をするようになっているので、こういう方がいると心強いですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「死者が日本の20倍以上いるのに、ドイツは、なぜ、ロックダウンを解除したのですか」と町会長。

「ロックダウンで経済的な問題が起きているためです。ドイツの観光業界は3社に2社が倒産の危機に直面しています。このままでは、経済成長がマイナスになり、失業者の増加が避けられないようです。実は、この記事には、もう一つ印象的なことが書いてあります。」

「印象的なことと言いますと?」と町会長。

「この記事を書いた人は、ドイツの死者の増加率の変化を自分でグラフにして、死者の増加率が低下していることを確認しています。ロックダウン解除を正当化する理由になるかもしれない事実を自分で解析しているのです。」

「素晴らしいですね」と町会長。

「中国や韓国だけでなく、欧米諸国も情報操作をするようになっているので、ここまでする人でないと、ドイツにおける新型コロナの感染状況の実態を理解することはできないのでしょうね。」

「新型コロナの優等生と言われるドイツも、経済への深刻な影響があるのですか」と町会長。

「4月16日のニュースに、ドイツが3月に景気後退に入ったというのがありました。」

「なるほど。」

2020/5/15

<ムクドリ13>
今回は、思わぬ問題が出てきて鷲の声を流すことができなかった。しかし、ムクドリの抽象思考能力を逆手に取った方法でムクドリ対策をしてみたいと思っていたので、手持ちの緑色の防鳥ネットを、東側の苔庭とキンモクセイの前後にある苔庭の間の通路の上に張ってみることにした。通路の上に貼って効果があれば、苔庭の草むしりはできる。

40センチの長さの鉄杭を地面に打ち込み、地面と平行に20センチぐらいの高さで、通路を覆うように幅2メートル長さ8メートルの大きさに張ってみた。カスミ網とは違う、緑色の小さな網目のネットを地面に平行に張ってみたのだ。まん丸の目をした猫に見える害獣撃退器が効果があるのであれば、地面に平行に20センチの高さに、緑色の小さな網目のネットを張っても効果があるに違いないと推定した。網が空中に張ってあるという抽象性においては、カスミ網と同じだと考えたのだ。

効果は劇的だった。餌を食べに来る鳥はいたが、苔遊びをするムクドリは来なくなった。<続く>

2023/4/28